長年に渡り日本の産業大麻に取り組んでいらっしゃる赤星栄志さん(㈱日本ヘンプ取締役・NPO法人ヘンプ製品普及協会理事 他多数兼任。著者に『ヘンプがわかる55の質問』、『ヘンプ読本』築地書館(2006年)など)がホームページ「ヘンプ55」にて、11月20日~23日の間に韓国の安東市で開催された「第2回アジア大麻産業国際会議」のレポートを掲載されています。
>>アジアは大麻草で結ばれる 第2回アジア大麻産業国際会議参加の巻
<マスコミ~ミニコミなど情報発信を担うすべての方へ>
現在の嗜好品分野に限定した大麻草の取り上げ方は、極めて偏った情報源に基づく報道です。
今、日本以外の東アジア諸国では、大麻産業を次世代の環境産業として、国家・自治体レベルでの産業育成が始まっています。
大麻=悪という図式を捨てなければ、日本人は、未来永劫、アジア人を名乗る資格はないでしょう。
「現在の嗜好品分野に限定した大麻草の取り上げ方は、極めて偏った情報源に基づく報道です。」の部分は、嗜好品としての大麻の個人使用の非犯罪化を求める市民団体カンナビストの一員としては申し訳なく思いますが、マスコミ・マスメディアは大麻汚染を騒ぎ立てながら、大麻の産業利用に全く目を向けていないことは不可解だと私は思っています。
赤星さんのレポートを拝見すれば分かりますが、実際に日本以外の東アジア諸国(中国、韓国、北朝鮮)では、大麻産業を次世代の環境産業の一つとして位置づけ、国家・自治体レベルでの産業育成が始まっています。
北朝鮮では、韓国と北朝鮮の南北経済交流プロジェクト(南北経済協力民間協議会)における第1号の会社は大麻紡績会社で、北朝鮮の首都である平壌(ピョンヤン)で今年の10月30日に大麻加工工場の竣工式が行われたそうです。
そこでは、2万ヘクタールの栽培地に、500名の従業員、資本金3000万ドルの会社としてスタートを切ったようである。北朝鮮は、大麻を民族繊維として位置づけ、さらなる産業化を推進していくらしい。これは北朝鮮の国策の一つとなっています。
ちなみに平成16年12月31日現在で日本の大麻取扱者免許の栽培取得者は68名。日本全土の栽培面積を足しても100ヘクタールに満たないと言われています。(この辺の最新情報は行政に開示請求を求めたいと思ってます。)
また中国は世界一の大麻生産国であり、現時点での作付面積2~3万ヘクタール。そして、カンナビストークフェスタが行われたイベントGrowers and XXX Show内で行われたヘンプギャザリングin東京でも話が出ていましたが、30億円の事業事業投資がはじまっています。
日本麻紡績協会の輸入統計品別国別表(ヘンプ糸輸入高)を見ても、中国は日本においてイタリアに次ぐ第2位のヘンプ糸の輸入国である。アメリカには大麻商業連合(BHCA)から発展した大麻産業組合という同業種組合の団体があるが、アメリカは一部州では住民投票などにより規制が緩和されたりしているが、厳しい栽培規制の国で、未だ産業大麻に対する連邦政府の統一した政策が打ち出せていないのが現状です。*麻織物の国別輸入統計が欲しい
もし産業大麻がバイオマス(生物資源)として世界経済で大きな貢献を果たすようになれば、中国はその分野で一気に市場を支配できるのではないか?とさえ私は思ってしまう。
中国では中国农业科学院麻类研究所(中国農業科学院麻類研究所) http://www.chinaibfc.com/ といった機関が国策レベルで大麻を研究していることがホームページを通じて分かります。
*中国農業科学院麻類研究所は、中国の麻類の作物の研究に従事する唯一の国家規模の専門の研究所です。
韓国では国家・自治体レベルで年間総額1億円の産業育成支援が開始され、第2回アジア大麻産業国際会議も安東市が国から大麻産業の事業可能性調査に対して3000万円の補助を受けて調査事業の一環として実施されたとのことです。
赤星さんがレポートのなかで書いているが、「中国、韓国、北朝鮮と比べて、日本の大麻産業の事業規模を見ると、経済大国と
は思えない世界=極貧零細&小さすぎて申し訳ないぐらいである。」とのこと(´Д⊂ヽ
日本の産業大麻の推進のために30億円とはいいませんが、100分の1の3000万円ぐらい赤星さんら日本で産業大麻に真剣に取り組む方々に出資していただける方はいらっしゃらないでしょうか?
あと、その10分の1で良いのでカンナビスト:サロン@関西にカンパしてくれると嬉しいですヽ(*´∀`)ノ ←図々しい人
産業用の大麻は、産業用途に品種改良が重ねられ低THCの品種(THC濃度が0の品種もあるそうだ。)が主流であり、現実的は嗜好品として使うに値しないものです。
産業用途の大麻と、嗜好用途の大麻は、その用途の違いから分けられるのが合理的だと私は考えていますし、嗜好用途の大麻を望む為のカモフラージュとして産業利用の大麻の素晴らしさを中途半端にアピールすることは、真剣に産業大麻に取り組んでいる方々に対して失礼だと私は考えています。
ただ、産業大麻のことは同じ大麻の知識として知っておいて損はないと私は思います。
もし、中国の大麻事情に興味がある方は、百度(中国版) http://news.baidu.com/view.html あたりで、キーワード入れて検索すると稀に興味深い情報が見つかります。(日本の麻生首相なんかも引っ掛かったりしますがw)
さて、カンナビストは現在の不当に厳しい大麻取り締まりの見直しを求めて活動している非営利の市民団体ですが、以前にコラムで記した通りカンナビスト開かれた市民団体です。>>人権問題としての大麻問題
また、「これはマニフェストではない」で記された通り、私たちは特定の主義(イデオロギー)を持った団体ではありません。私個人などは大麻の諸問題で、大麻に関る各団体が手を結べていない現状に一抹の不安さえ感じています。
餅は餅屋に任せるかたちとなりますが「カンナビスト:サロン@関西」では、カンナビストの活動に限らず広く大麻関連の情報を幅広く提供できたら良いなと考えています。*実際に11月の大阪サロンには「第2回アジア大麻産業国際会議」に出席された方が来て下さいました。(感謝)
東アジアの産業大麻事情とは別に隣国:韓国の嗜好品としての大麻事情については次回書かせて頂きます(*u u)
